料理教室のご報告2022年4月
4月の料理教室のご報告です。

少し前まで暖房をまだつけたいくらい寒かったのに、
この週末は春を通り越して、いっきに初夏の陽気。
びっくりするくらいの気温差に戸惑いつつ、春のテーブルをセットしました。

テーマカラーは淡いピンクとグリーン。
センターのお花も、クッションカバーも、テーブルナプキンも、
なんとなく合わせてみました。
もうすぐイースターということもあり、テーブルにも卵ちゃんをちらほらと。
お料理にも卵が登場します。

今月の食材、その1。
シェーブルです。
クロタンドシャヴィニヨルは、ロワールの山羊チーズの一つ。
ボタンのような独特の形をしています。
シェーブルは、少しくせがあるので、好き嫌いが分かれるところはありますが、
私はシェーブル大好き派。
といっても、それも、フランスでおいしいシェーブルを食べてからの話です。

今月の食材、その2は、アンディーヴ。
チコリとも言いますが、こちらもヨーロッパ野菜。
通年で輸入物が出回っていますが、国産は、冬から春先が旬なのだそうです。
ほんのりほろ苦い味わいが、山菜と通じるところもあり、
なんとなく春に使いたくなります。
シェーブルもアンディーヴも、ヨーロッパからの輸入ものなので、
このウクライナ情勢で航空便が不安定な中、もしかしたら手に入らないかも?と
一時メニュー変更を検討したのですが、なんとか今後も入りそうだということで
決行することにしました。

まずは、前菜。
Tatin d'endives au fromage de chevre, jus aigre-doux
アンディーヴとシェーブルのタタン 甘酸っぱいジュを添えて
アンディーヴの中にシェーブル、炒めた新玉ねぎ、ドライフルーツなどを 詰めて、オーブンで焼き上げました。
キャラメルベースの甘酸っぱいソースが、アクセント。
ポーチドエッグの黄身も一緒にからめて、いただきます。

メインは豚肉。
Filet mignon de porc en croute brioche, sauce Robert
豚ヒレ肉のブリオッシュ包み ソース・ロベール
豚ヒレとマッシュルーム、ほうれん草を、タイムを練り込んだブリオッシュ生地で包んで焼き上げました。
ヒレ肉がしっとり、ジューシーに仕上がる、華やかな一品です。
出回り始めたグリーンピースをピュレにして、付け合わせに。
酸味のあるソースが、メリハリを出してくれます。

デザートは、ワイングラスで。
Sangria de fraises en gelee, graines de chia cremeux
いちごのサングリア チアシードクリーム
フルーツやスパイスを漬け込むワインカクテルを、ジュレ仕立てにしました。
チアシードをヨーグルトと混ぜておくと、水分を吸って
自然ととろみがつき、良い感じのクリームになってくれます。
プチプチした食感を楽しみながらいただくグラスデザートです。

合わせたワインは、こちら。
前菜には、オーストリアのロゼ泡、メインにはブルゴーニュのピノ・ノワールを。
sakuraと名付けられたこのロゼ、お料理にはもちろんよく合うのですが、
桜の前にご紹介できたらもっと出番があったかもしれないなぁ、なんて思いながら…。
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