宮城県三本木ボランティア

去年の11月に始動した、新しいボランティア団体、mother-line。
第2回目、2016年最初の活動を行いました。

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訪問先は、岩手県大崎市。
新幹線で行くと、仙台の次の停車になる古川駅で下車して、車で向かいます。
三本木地区にある古民家を再生した復興交流拠点「三本木ベースSocial Academy 寺子屋 」にお邪魔しました。

mother-lineの活動は、現地で料理を作ってふるまう一方方向の炊き出しではなく、
一緒に作ったり一緒に食べたり、交流をすることが目的です。
料理も、レシピを用意していって、うまくタイミングが合えば料理教室のように作ったり、
あとでレシピの説明をしたりします。


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今回わたしが担当するのは、温かい汁もの。
上の写真のように、まだ寒い季節だろうから、と
鴨のガラでスープを作ることにしました。
ふだん地元の方が食べていらっしゃるものとは少し趣向を変えたものをご紹介できたら、と
フレンチのコンソメをとるときのような材料でスープをとることに。


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真っ黒になるまで焼いた玉ねぎや、トマト、にんじんなどの野菜と一緒に、
昆布やねぎなども入れて、和洋折衷のスープを取っていきます。


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鴨だんごも作るのですが、合わせるのは地元の名産、仙台セリ。
根っこがとても立派なのが特徴で、根も一緒に食べると聞いて、
このスープにぜひ入れたい!とメニューを考えました。
鴨だんごの材料も準備して、いざ、出発です。


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現地にある食材は、なるべく現地で調達させてもらうというのが、
使う食材のモットー。
今回は、近隣の農家さんのハウスで作られている野菜を
おすそ分けいただくことに。
まずはお宅を訪問して、収穫から始まります。


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あれもどうぞ、これもどうぞ、といろいろすすめていただき、
収穫させていただきました。


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収穫したばかりの水菜。
甘くて柔らかい・・・!


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会場となる古民家は、居間に囲炉裏があって
みんなで輪になって暖をとるような憩いの場。


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早速準備スタートです。
天ぷらチームは、下準備。


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いつものごとく、銀屋さん、岩井さんがおいしい天ぷらを次々と揚げていきます。
目の前で繰り広げられる天ぷら教室に
地元のおかあさんたちも興味津々。


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東京ではなかなかみられない、コンビ揚げです(笑)。


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私も鴨だんごのたねを、準備していきます。


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今回、新たに参加してくださったのは、
焼きとんのお店、GARNIの店主、今井さん。


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3キロもある大きなロース肉を、ローストしてもってきてくださいました。


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収穫させていただいたばかりの野菜で作ったサラダと一緒に
お皿に盛り付けて。


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岩井さんが用意してくださったのは、
子持ちヤリイカと菜の花の辛子和え。
季節を感じる一皿です。


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香ばしい天ぷらも出来上がりました!


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皆で一緒にいただくので、大皿に盛って
テーブルに並べていきます。


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今回はスケジュールの都合で参加がかなわなかった
料理研究家の林幸子先生(グー先生)が、差し入れてくださった、中華ちまき。


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ロールケーキまで用意してくださいました。
グー先生、ありがとうございます!


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私も仕上げに入ります。
作ってきたスープに、鴨だんごのたねを入れて煮込みます。


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食感を残したいので、セリは食べる直前に。


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囲炉裏のほうまで鍋を運び、
目の前で熱々を盛ってお出ししました。


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地元の名産の話や、これからの交流の話、
おいしい食事においしいお酒、
話はつきることがありません。


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三本木は、場所としては内陸なので津波は来ていませんが、
それでも震度7を被災して、建物もずいぶん倒壊した地域。
それでも、自分たちよりも、沿岸に住んでいる人たちはもっと大変だろうから、と
自らをさしおいて、ボランティアをされてきたそう。
現在はまた少しずつ状況も変わり、交流の場をもっと増やしていこうという活動をされているということで、
我々も一緒に混ぜていただきました。


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mother-lineは、「混ざらいん(=混ざりましょう、ご一緒しましょう」から生まれた言葉。
三本木の雨上がりの朝にかかっていたこの虹のように、
いろんな出会いの架け橋になって、人と人とが交流できる場を
「食」を通じて広めていけたら、と改めて願います。

2016年、mother-lineのスタートです。


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mother-line 寒風沢島での交流会

ちゃんと時間をとって、丁寧に書こうと思っていたら
どんどん時間が過ぎてしまって、余計に書けなくなってしまったブログ。

今更ながらですが、11月の宮城でのボランティアのご報告です。


寒風沢島19

今まで参加させていただいていたボランティア団体とは別に、
いつも一緒に活動に参加しているメンバーで、新しいグループを発足することになりました。

グループの名前は、「mother-line(マザーライン)」。
東北地方の方言で「ご一緒しましょう」という意味の「混ざらいん」と、
母なる海に接する沿岸部への思いを込めて命名した名前です。
ただ食事を提供するだけでなく、一緒に何かを共有できるような活動ができたら、という思いでスタートしました。


寒風沢島1

mother-lineの第一回目の活動として向かったのは、松島湾浦戸諸島の寒風沢島(さぶざわじま)。
仙台からローカル電車を乗り継いで船着き場へ。


寒風沢島4

松島湾にはいくつかの島があり、連絡船が島を巡っていきます。
寒風沢島はそれほど人口の多い島ではなく、震災のときにもあまり手厚い支援が届かなかった島の一つ。
現在は、70名ほどの方が住んでいらっしゃいます。


寒風沢島2

向かったメンバーは、mother-line代表、天冨良いわ井の岩井さんをはじめ、
いつもボランティアでご一緒するメンバーを中心に、総勢12名。
あいにくの天気で、空はどんよりですが、
心を一つに、出発です。


寒風沢島3

風光明媚な島々の景色を眺めながら、寒風沢島へ。
手前に並ぶ竿のようなものは、海苔の養殖なのだそう。


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今回の活動は、「地元の食材を使って地元の皆さんと一緒に料理」がテーマ。
宮城県といえば、やっぱり牡蠣。
今回作るメニュー用にたくさんの牡蠣を用意していただきました。


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牡蠣のほかには、地元でとれた穴子。
とても大きくていきのいい穴子です。


寒風沢島16

天ぷら職人がお二人もいらっしゃるので、
美しくさばかれました。


寒風沢島6

料理チームは、代表でもある岩井さんのほか、
天ぷら銀屋の銀屋さん、
大先輩料理研究家のグー先生こと林幸子先生。

地元の皆さんにも少しずつ手伝っていただきながら、
メニューが完成しました。


寒風沢島9

穴子の天ぷらを巻いたのり巻き。
すし飯を作らなくてもいいひと工夫がされています。


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牡蠣のオイスターソース煮。
長期保存がきくので、作り置きしてお酒のつまみにも。


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牡蠣たっぷりのチヂミは、かりっと香ばしく♪


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天丼にも大きな牡蠣がはいります。


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私がレシピを担当したオイスターチャウダーは、
最初に牡蠣をさっと煮てだしをとります。


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地元の名産の一つ、生のりをトッピングに使わせていただきました。
新鮮なのりの、いい香りが広がります。


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集まってくださった皆さんと一緒に食事がスタート。


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今回現地には来れなかったけれど、
フランスのシャブリでワインを造るフランソワ・セルヴァンさんが、
ご自身のワインを提供してくださいました。
普段は日本酒、焼酎ばかりというお父さんたちですが、
ワインの説明を聞きながら、楽しそうに召し上がってくださいました。


寒風沢島10

差し入れに、と、島でとれたワタリガニをゆでてたくさん持ってきてくださいました。
立派なサイズのワタリガニは、旨みたっぷり!
上手な食べ方も伝授していただきながら、
皆でワイワイとほおばります。


寒風沢島8

集会所の片隅にあった和太鼓で、
島に代々継がれる太鼓を披露してくれたのは、
寒風沢島唯一の中学生の少年。
震災前はほかにもお子さんがいらっしゃったのが、
住むところや仕事がなくなったりして移住された家族も多く、
島に住む20歳以下は彼一人。
年配のお父さんたちも、懐かしく思い出しながら
一緒に太鼓を太鼓のセッションをしてくださいました。

寒風沢島20

今回作ったメニューは、レシピを用意していって
おかあさんたちに配りました。
料理の話でたくさん盛り上がり、逆に地元での牡蠣レシピを教えていただいたり。
お伝えしたレシピ、教えてもらったレシピ、
これからの活動の中で、たくさん増えていくといいな・・・。




プロフィール

関岡弘美

Author:関岡弘美
雑誌等でレシピを紹介しながら
自宅での料理とワインの教室を主宰しています。
料理、お菓子、ワイン...
日々思うことをつれづれと。

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