シェフ・アレノの本
すっかり間があいてしまった
フランス話に、また少し戻りたいと思います。
ムーリスのシェフ、ヤニック・アレノの新しい著書です。
日本では、「4 SAISON A LA TABLE N 5」という、
1冊目の著書の日本語版がようやく出ましたが、
フランスでは去年、この2冊目が出ました。
金縁の、とっても豪華な装丁。
前半は、ムーリスの美しい食材たち。
そして後半には料理、デゼールが並びます。
この本の料理は、私も見覚えのあるものがいくつか。
この1ページを見るだけでも
ホタテの殻むきを手伝ったことや、
パスタのディスクを巻くのが得意で、
通常のレストラン業務以外のバンケット分まで大量に頼まれたことが
懐かしく思い出されます。
シェフ・アレノが、
メッセージを書いてくれました。
Et si la cuisine etait une histoire de creation?
~料理とは、創造の歴史ではないだろうか~
料理は、
卑近な存在でありながら、高尚な芸術にもなりうる、
本当にどこまで追いかけても
まだまだその先を私たちに与えてくれる、偉大な存在。
そんなことをいろいろと考えさせてくれる
大切な一冊です。
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