2011年3月

今日で3月が終わります。

震災から20日。
2011年の3月が、こんな月になるとは
思ってもいませんでした。

まだまだ心は落ち着きません。

被災された方たちに、自分ができることは何だろう、と
ずっと考え続けています。

募金、節電、とにかくすぐにできることもありますが、
自分の職業を通して、
料理をする人間として、何か役に立てることがあったら・・・と。
まだ考え中ですが、必ず実現させたいと思います。

そして、私たち自身も、ちゃんと力をつけないといけない、と
やはり、強く思います。

原発のことで、まだまだ不安は消えません。
計画停電の心配、水や野菜の不安、
節電で、薄暗くなった街にいると、気持ちが沈んでしまいそうになります。

tuskiji2011_3.jpg

いつも通っている築地も、
本当にがらんがらんで・・・。
このままでは、東京の台所がつぶれてしまう、
と本気で心配しています。

今回の震災が経済に与えた影響は本当に大きいですし、
もう今までと同じようには物事は進まない、ということも
強く実感しています。
でも、だからこそ、
少しでも動ける人間は、動かなくちゃいけない。


コブシ

コブシが、美しい花を咲かせていました。
東京は桜の開花宣言も。
春はもうそこまで来ています。

このブログも、4月からは、
少しずつでも日々の暮らしを、きちんと書き綴っていけたら、と
思っています。



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3月料理教室

教室の準備をしていたのが
ちょうど金曜のことです。

3日間分のレッスンの材料もすべて仕込み終えた直後に
地震がきました。

教室2011_3_5

今回は、金曜休み、土日開催という形になりました。
金曜クラスは仕方ないとして、
土曜、日曜は、どうしようか迷ったのですが、
来たい、と言ってくださる生徒さんもあって、
来れる人で開催しました。

教室2011_3_6

こんなときに教室・・・とも思ったのですが、
一人で家にいて不安だという生徒さんも多かったので、
皆が集まれる場を作るという意味では
自分ができることだったかな、と思っています。

教室2011_3_1

Rillettes de sardine
~オイルサーディンのリエット~

今月は前菜が軽めだったので、
おつまみメニューを一品追加しました。
オイルサーディンで作る簡単リエット。
パンにつけていただきます。
すぐに出来る割に満足度が高くて、
メインの前にパンを食べ過ぎてしまった人、多数でした。


教室2011_3_2

Consommé de volaille brunoise de navet
~鶏のコンソメ かぶのブルノワーズ~

今月のテーマは「鶏」。
鶏のブイヨンのとりかたを紹介しました。
煮込みやソースなど、いろいろな場面で使えるので、
一度知っておくと、料理の幅が広がります。
前菜は、このブイヨンを使って、
丁寧に澄ませ、コンソメを作りました。



教室2011_3_3

Fricassée de volaille, choux bruxelles et champignons
~鶏のフリカッセ 芽キャベツ、マッシュルームとともに~

メインの骨付きもも肉も、鶏のブイヨンで煮ました。
芽キャベツ、マッシュルームと、オニオンヌーヴォーを付け合せに。


教室2011_3_4

Tarte aux fraises renversée au balsamique
~いちごのタルト・ランヴェルセ バルサミコ風味~

今が旬のいちごをさっとバルサミコ酢でソテーし、
さくさくのサブレ生地を乗せました。
ランヴェルセ~逆さに仕立てた~タルトです。
バルサミコ風味のアイスクリームを乗せて。


教室2011_3_7

合わせたワインはこちら。
今回は前菜に赤、メインに白をあわせました。
コンソメに合う赤を・・・と思ったのですが、
どちらかというと、サーディンのリエットにぴったり合っていました。
白は、先月ブルゴーニュで訪問したドメーヌのうちの一つ、
コント・ラフォンのマコン。


教室2011_3_8

教室に参加してくださったワインライターさんが、
ワインを差し入れしてくださいました。
前菜に合わせてロゼとシェリー、
メインに合わせて白を。
どれもとても興味深く、皆でグラスを並べて
5種類を飲み比べました。


時が時だけに、来られなかった方もいらっしゃったので、
今月は補修クラスも開くことを約束しました。
落ち着いたころに設定したいと思いますので、
来れなかった皆さん、よかったら参加してくださいね。

家族

まだまだ余震のおさまらない日々が続きます。

出来る限りの節電を・・・と努める毎日ですが、
停電の心配、
原発の不安、
1週間たった今も、心が休まることはありません。
でも、被災地の方たちのことを思うと、
これくらい乗り切らないと!という気持ちになります。

スーパーから消えた食料品や日用品は
まだ元に戻りません。
米、パン、卵、牛乳、小麦粉、水、インスタント食品にペーパー類・・・。
入荷はしているみたいなのですが、
あっという間になくなってしまうようです。

料理の仕事をする人間にとっては一大事。
あるもので作るだけならなんとかなりますが、
必要な材料をすべて必要な数そろえるとなると・・・。
さすがに今週の撮影は延期になったのですが、
来週のことが、今から心配です。

わが家自身の必要物資は、
今のところなんとかなっています。

開店前から並んでいるお客さんで
あっという間に売切れてしまうというお米も、
ちょうど実家から送ってもらったばかりでした。


八木ねぎ_1

一緒に送ってもらった青ねぎ。
大好きなのですが、東京では一般的ではないので、
送ってもらったときだけの楽しみです。

八木ねぎ_2

お揚げさんと一緒にさっと炊くのが一番すきな味。
京都を思い出します。


今回の震災で強く感じたことの一つは
家族の大切さ、
ありがたさ。

かけがえのない存在を、大切にしないとな、と
改めて、強く思います。

menace de la nature



今回の大地震で、被害に遭われたたくさんの方々に
心よりお見舞い、お悔やみ申し上げます。


地震から4日がたちました。

地震の瞬間は、自宅のキッチンで
料理教室の準備をしていました。

少しの揺れが次第に大きくなり、
家中がぎし、ぎし、めき、めき、と悲鳴をあげる中、
どうしたらいいか分からず、
泣きそうになりながら
とっさにグラスの入った食器棚のトビラを押さえて
必死でふんばっていました。

よみがえる、阪神大震災のときの恐怖。

しばらく震えが止まりませんでした。

さいわいにも、倒壊するものもなく無事でいられたことを、
本当に感謝すると同時に
地震と、津波で大きな被害がでた地域にいらっしゃる方たちのことを思い、
何もできない自分のふがいなさに、胸を痛めています。

今はただ、祈るしかできません。

まだまだ行方の分からない方がたくさんいらっしゃいます。
一人でも多くの方が助かることを、
避難されている方々の生活が、少しでも改善されることを
心から願っています。

東京にいる私たちが、今できる一番のことは
節電くらいかもしれません。
それだけでも少しは役に立てるのなら
精一杯努めたいと思います。

誰にも予測できなかったくらい、大きな大きな自然の脅威。
復興の道のりは、長く険しいかもしれません。
今すぐにできることは限られているかもしれないけれど、
その道のりの中で、少しでもお役に立てたら、と思うばかりです。
そのためにも、無事だった自分たちが
まずは日常の自分をちゃんと取り戻さなければ、と思うのです。


3月お仕事のご報告


2月後半~3月のお仕事のご報告です。

●ボンメルシィ!リトル3月号
おべんとう特集
別冊『毎日レシピ30』

●オレンジページCOOKINNG春レシピ
「常備食材&調味料でわざありクッキング」

●オレンジページ3/17号
T-FALタイアップ

●サンキュ!4月号
パナソニックタイアップ

●こどもちゃれんじ 
しまじろうランチプレート別冊レシピ


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編集時代からずっと携わってきたボンメルシィ!は
この春で10周年を迎えました。
記念すべき10年目の別冊を担当できて、
感無量・・・。
でも、4月号で休刊することが決まっているのです。
やり場のない、切ない思い出でいっぱいですが、
きっと次につながってくれると、
信じたいと思います。




ブルゴーニュ訪問記2011

今回のフランス滞在の
メインともいうべき、ブルゴーニュ訪問。

ここを訪れるのは、これで5回目。

滞在時のブログでも少し書きましたが、
今回は、パリのワインの先生であり、大切な友人である
ラファエルと一緒。
すべて彼がコーディネートしてくれました。
そのおかげで、自分たちだけではいけないような
偉大な造り手さんの訪問がかないました。

2011Bourgogne1_1.jpg

初日一軒目。
ドメーヌ・ルフレーヴです。
こんな偉大なドメーヌなのに、
入り口には、看板どころか、表札すらありません。


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カーヴに降りて、
2009年のワインを樽試飲させてもらいました。
4月には瓶詰めされる2009年。
A.C.BougogneからChevalierまで…。


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2軒目は、ピエール・モレ。
前回訪問したのは2008年。
こちらでは、2009年だけでなく、2002~2010年までをまんべんなく
試飲させていただきました。

そうそう、普通はワインって白→赤の順に飲むことが多いですが、
ブルゴーニュでは、赤→白の順に飲むことが多いのです。
ルフレーヴでもそうでしたが、こちらでもやはり赤からスタートでした。


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3軒目。
ジャン=クロード・バシュレ。
今まで飲んだことがなかったのですが、
とても新鮮な出会いでした。
若い兄弟が真摯に畑と向き合い、ワインに接していることが
とてもよく伝わってきました。
もっといろいろ聞きたかったし、しっかり試飲したかったのですが、
初日の疲れがどっと出てしまって、途中でダウン・・。
それでも、最後に出してくれた、
この93年のサン・トバンはしっかり味あわせていただきました。


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2日目の朝は、
巨匠、コント・ラフォン。
あこがれのドメーヌは、こちらもやはり、表札もなく・・・。
飾り気のないところが、逆にすごさを感じさせます。


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なぜ、偉大なワインは、飲んでもいないのに
すごい、と感じでしまうんでしょうか・・・。
カーヴに降りた瞬間、
ここにあるワイン、絶対に他とは違う!と思うくらい
芳醇な香りがカーヴに静かに広がっていました。
樽の香り、自然に発生している菌の香り、もれ聞こえるワインの声・・・。


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次は、philippe colin
ブルゴーニュは、財産の相続を均等にするしきたりがあって、
親のもつぶどう畑も兄弟が等分に引き継ぎます。
ミシェル・コラン・ドレジェの畑を引き継いだ息子の一人、フィリップのドメーヌがこちら。
白をメインに試飲していたのですが、
赤もかなり気になるものが見つかりました。

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そして今回も行ってきました。
フランソワ・ミクルスキ。
こちらも3年ぶりです。
たんまり試飲させていただいたうえに、
翌日の夕食も一緒にでかけることになりました。
ムッシュ・ミクルスキはとっても陽気でお茶目な人。
レストランのテーブルにあった金魚鉢を気に入って、
「写真とって、とって」と(笑)。


もう一軒、訪問したコンフュロン・コトディドは
写真こそ撮る時間がなかったのですが、
こちらも新しい出会いのある訪問でした。


2011Bourgogne1_8.jpg

とにかく、毎日天気がすっきりしなかったのです。
雨女ではないのですが、どうも晴れ女でもないよう・・・。
(季節柄仕方ないのですが…)

ボーヌの町で週末に出るマルシェ。
小さな町ですが、いつ来てもいいなぁ、と思います。
ワインやさん、パンデピスのお店、ワイン関連のグッズやお土産を売るお店が
たくさん並んでいて、パリでは見かけないようなものもたくさん見つかります。


2011Bourgogne1_11.jpg

せっかくなので、ブルゴーニュの郷土料理も少しご紹介。

こちらは、jambon persillé(ハムとパセリのジュレ寄せ)
去年12月の教室でご紹介しましたが、
本場のものは、こんなに豪快です。

2011Bourgogne1_12.jpg

Oeufs en meurette
(ポーチドエッグの赤ワインソース)
普通は卵1個か2個分なのですが、ここは3個もついてきました。


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Boeuf bourguignon
(牛肉の赤ワイン煮)
ほぼどのお店でも置いているのですが、
実は、ブルゴーニュで、
いまだに「これはおいしい!」というブフ・ブルギニオンに
であったことがないのです…。


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Fromage blanc
(フロマージュ・ブラン)
ブルゴーニュでは、デザートとして、
フロマージュブランを出すことが多いそう。
ハチミツがビンごと出てきました。


2011Bourgogne1_10.jpg

訪問先でさんざん試飲しても、
合間のランチやディナーにも必ずワインを頼んでいた私たち。
(というか、師匠とラファエル)
でも本当に、いいブルゴーニュワインが安くで飲めて
リストを見ているだけでも楽しいのです。

今回は、訪問メインで、畑をゆっくり歩く時間はなかったのですが、
それでもブルゴーニュにこうやって足を運び
造り手さんの話を聞けたことが、とても大きな収穫でした。

ビバ、ブルゴーニュ!

帰国しました

2011france1.jpg

無事にフランスから戻ってまいりました!

これでようやく写真つきのご報告ができます・・・。

旅の後半は、蚤の市や週末に出る骨董市をめぐって
自分だけの一品を発見してきました。

ちょっと写真を整理するのに時間がかかりそうですが、
少しずつアップしていきたいと思います。

本日の一枚は、
滞在していたアパートのすぐ近くにある
商店街のおいしい豚肉やさん。
店頭にせり出してあるショーケースの上にあった文字がかわいくて
思わずカメラを向けました。

私のおいしいもの探しの旅の象徴?

ボナペティ!

プロフィール

関岡弘美

Author:関岡弘美
雑誌等でレシピを紹介しながら
自宅での料理とワインの教室を主宰しています。
料理、お菓子、ワイン...
日々思うことをつれづれと。

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下のメールフォームよりお願いいたします。

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