料理教室のご報告 2015年11月
11月の料理教室が無事に終了しました。
今月のテーマは、「秋深まるこっくりメニュー」。
テーブルも、シックなグレー&ブルーで。
生地が分厚く色が落ち着いているからだと思うのですが、
少し寒くなってきたくらいの時期に使いたくなるクロスです。
センターの花は、パープルブルーに白、グリーンをメインに、
紅葉の季節をイメージして、少しオレンジを足してみました。
今月も素敵な食材がそろいました。
メインに登場したのは、金目鯛。
つい先日、八丈島で漁師をしている友人から送ってもらった金目鯛でパーティをしたのですが、
そのときの金目鯛で今回のレッスンメニューを試作してみたところ、
思った以上にぴったりの組み合わせ…!
本当はほかの魚を予定していたのですが、急きょ金目に変えることにしました。
教室用の分は、築地で調達。
勝浦の立派な金目鯛は、1.5㎏ありました。
前菜、そしてデザートに使ったのは、
今が旬の洋梨。
出始めの時期は、いろいろ種類があるのですが、
11月に入るとほとんどがラフランスになります。
今月のメニュー、まずは前菜から。
Boudin blanc aux poires
~ブーダン・ブラン 洋梨を添えて~
ブーダンは、ソーセージのこと。
ブラン=白で、白ソーセージです。
卵白やクリームなども入って、ムースのようになめらかなのが、ブーダン・ブランの特徴。
今回は、季節の洋梨をソテーし、ピュレをソース替わりに添えました。
豚の血で作るブーダン・ノワールとは違って、手に入る食材だけで作れるブランを
失敗せずに作るポイントをご紹介しました。
メイン
Filet de Beryx long poele a la flamande, betterave au romarin
~金目鯛のポワレ フランドル風ソース ローズマリーの香るビーツ~
金目鯛は皮目をパリッと焼いて、煮詰めた黒ビールで作るソースを合わせました。
ヴェルジョワーズという、甜菜から作るフランドル地方のブラウンシュガーを使い、
さらに付け合わせもこの地方の定番、ビーツをソテーして。
ほろ苦いソースに、ほんのりあまい付け合わせ、脂ののった金目鯛の食感が
うまい具合によく合ってくれました。
デザートもフランドル風。
Tarte a la vergeoise et a la biere
~ヴェルジョワーズとビールのタルト~
メインにも使ったヴェルジョワーズと黒ビールで作る素朴なタルトは、
ナッツで食感を、洋梨で酸味とジューシーさをプラスして、
私好みに仕上げてみました。
ほんのりシナモンの香るシャンティを添えるだけで、
焼きっぱなしのタルトが素敵なデザートの一皿に変身します。
このタルト、見た目以上にかろやかで、しかも後をひく味。
試作の際は、いつも味を確認したら人に差し上げたりすることも多いのですが、
このタルトは気に入ってしまい、気がついたら一人でホールをたいらげてしまいました(^^;)。
合わせたワインはこちら。
前菜に合わせた白は、ラングドックの複数品種をアッサンブラージュしたワインなのですが、
まさに洋梨!が広がる豊かな果実味の中に、
潮風を感じるような塩味がきりっとひきしめ役になっている
なんともバランスの取れた味わいでした。
メインに合わせた赤は、ジュラ地方の外れで作る土着品種を使った1本。
やさしく、やわらかい中に、あとをひく旨みが長く続く不思議なワイン。
ビールのほろ苦さも、ビーツの甘みも、金目の香ばしい脂も、
全部をうまくひとつにまとめてくれる、サプライズの組み合わせでした。
今月も新しいワインと料理の出会いに、感謝です。
今月のテーマは、「秋深まるこっくりメニュー」。
テーブルも、シックなグレー&ブルーで。
生地が分厚く色が落ち着いているからだと思うのですが、
少し寒くなってきたくらいの時期に使いたくなるクロスです。
センターの花は、パープルブルーに白、グリーンをメインに、
紅葉の季節をイメージして、少しオレンジを足してみました。
今月も素敵な食材がそろいました。
メインに登場したのは、金目鯛。
つい先日、八丈島で漁師をしている友人から送ってもらった金目鯛でパーティをしたのですが、
そのときの金目鯛で今回のレッスンメニューを試作してみたところ、
思った以上にぴったりの組み合わせ…!
本当はほかの魚を予定していたのですが、急きょ金目に変えることにしました。
教室用の分は、築地で調達。
勝浦の立派な金目鯛は、1.5㎏ありました。
前菜、そしてデザートに使ったのは、
今が旬の洋梨。
出始めの時期は、いろいろ種類があるのですが、
11月に入るとほとんどがラフランスになります。
今月のメニュー、まずは前菜から。
Boudin blanc aux poires
~ブーダン・ブラン 洋梨を添えて~
ブーダンは、ソーセージのこと。
ブラン=白で、白ソーセージです。
卵白やクリームなども入って、ムースのようになめらかなのが、ブーダン・ブランの特徴。
今回は、季節の洋梨をソテーし、ピュレをソース替わりに添えました。
豚の血で作るブーダン・ノワールとは違って、手に入る食材だけで作れるブランを
失敗せずに作るポイントをご紹介しました。
メイン
Filet de Beryx long poele a la flamande, betterave au romarin
~金目鯛のポワレ フランドル風ソース ローズマリーの香るビーツ~
金目鯛は皮目をパリッと焼いて、煮詰めた黒ビールで作るソースを合わせました。
ヴェルジョワーズという、甜菜から作るフランドル地方のブラウンシュガーを使い、
さらに付け合わせもこの地方の定番、ビーツをソテーして。
ほろ苦いソースに、ほんのりあまい付け合わせ、脂ののった金目鯛の食感が
うまい具合によく合ってくれました。
デザートもフランドル風。
Tarte a la vergeoise et a la biere
~ヴェルジョワーズとビールのタルト~
メインにも使ったヴェルジョワーズと黒ビールで作る素朴なタルトは、
ナッツで食感を、洋梨で酸味とジューシーさをプラスして、
私好みに仕上げてみました。
ほんのりシナモンの香るシャンティを添えるだけで、
焼きっぱなしのタルトが素敵なデザートの一皿に変身します。
このタルト、見た目以上にかろやかで、しかも後をひく味。
試作の際は、いつも味を確認したら人に差し上げたりすることも多いのですが、
このタルトは気に入ってしまい、気がついたら一人でホールをたいらげてしまいました(^^;)。
合わせたワインはこちら。
前菜に合わせた白は、ラングドックの複数品種をアッサンブラージュしたワインなのですが、
まさに洋梨!が広がる豊かな果実味の中に、
潮風を感じるような塩味がきりっとひきしめ役になっている
なんともバランスの取れた味わいでした。
メインに合わせた赤は、ジュラ地方の外れで作る土着品種を使った1本。
やさしく、やわらかい中に、あとをひく旨みが長く続く不思議なワイン。
ビールのほろ苦さも、ビーツの甘みも、金目の香ばしい脂も、
全部をうまくひとつにまとめてくれる、サプライズの組み合わせでした。
今月も新しいワインと料理の出会いに、感謝です。
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