南相馬青空レストラン8月


8月最後の日曜日。
被災地支援団体aoSORAntの活動で、
青空レストランに行ってきました。

今回は、天冨良いわ井の岩井さんと私の、コラボメニューでのレストランです。

aosorant2014_8_4.jpg

今回は、ごはんとミニ野菜おかずの担当。
まだ暑さも残る時期なので、さっぱりとおいしくいただけるものを、と
いろいろ考えてみました。

たっぷりの野菜は、ハニーレモン風味のピクルスに。

aosorant2014_8_5.jpg

カラフルな野菜は、見た目にも元気をくれます。
やさしい酸味と甘みに仕上げてみました。


aosorant2014_8_1.jpg

ご飯は、このゆで鶏を使った、シンガポール風チキンライス。
鶏肉20枚と、たまたま家に余っていたもみじ(鶏の脚先)、香味野菜で、
おいしいスープをとります。


aosorant2014_8_16.jpg

鶏肉は現地で盛り付けやすいように切り分け、真空パックにして。
いざ、出発です。


aosorant2014_8_8.jpg

南相馬市、大鹿地区の仮設住宅。
今回は110名分の食事を作りました。


aosorant2014_8_9.jpg

メニューはこちら。
岩井さんの天ぷらと、ごまだれのそうめん、
グー先生こと林幸子先生からの、ロールケーキも届きました。


aosorant2014_8_11.jpg

団体の活動に賛同して、今回一緒に参加してくださったのは、
フランスから参加のフィリップさん。
奥様と一緒に来てくださいました。

福島の駅から飯舘村を通り抜け、仮設住宅のあるエリアまで
1時間半以上かけてたどり着くまでの間、
道路沿いに立ち並ぶ「除染作業中」ののぼりと、そこかしこに置かれたままの
除染した土の入った黒い大きな袋。
道沿いにも、民家の庭にもあちこちに並ぶ黒い袋に、言葉を失ったのは、
フランスから来てくれた彼らだけでなく、私たちも同じでした。



aosorant2014_8_22.jpg

仕込みの間、一緒に野菜を切りながらお話してくださったのは、
この地区の自治会長さん。

お料理がとても好きな方で、いろいろとメニューの話をしながらのひととき。
私たちが使うのに持ってきたお米や野菜を見て、
「この辺もね、おいしいお米がとれるんだよ。でも今はね、作れないの。」
と、寂しそうにひとこと、おっしゃいました。
自宅はあっても、ちゃんと田んぼはあっても、
そこでの生活が許されないというのは、どんな思いだろうか・・・。
それでも、気さくに、明るく私たちを迎えてくださるお人柄に、
おいしいもの、作って食べてもらおう!と、
せめてもの自分ができることに、精一杯を尽くす決意を新たにしました。


aosorant2014_8_10.jpg

ガス釜2台を使って、いよいよご飯を炊きます。
用意してきた鶏のスープに、しょうがを混ぜて、炊飯スタートです。

年配の方も多いので、冷めてもごはんが食べづらくならないよう
少し柔らかめの水加減に。
炊き上がりが近づくと、周り一帯に鶏スープの香りが広がります。


aosorant2014_8_19.jpg

炊き上がったご飯を混ぜて、蒸らして。


aosorant2014_8_18.jpg

器にご飯を盛り、温めなおした鶏肉、そして彩りと香りに三つ葉を添えます。
本来なら香菜を入れたいところですが、好き嫌いもあると思ったので、
あえて三つ葉にしてみました。


aosorant2014_8_14.jpg

岩井さん特製のごまだれは、直前までしっかりと氷水で冷やしておきます。


aosorant2014_8_15.jpg

ゆで置きのできるタイプのそうめんも、一人分ずつまとめてスタンバイ。
盛りつけ直前にさっと氷水にくぐらせます。


aosorant2014_8_21.jpg

そして、熱々の天ぷらを盛るべく、
岩井さんの天ぷらコーナーがスタートしました。


aosorant2014_8_13.jpg

小なすの天ぷらと海老のかき揚げが、
手際よくどんどんと揚がっていきます。


aosorant2014_8_20.jpg

とはいえ、天ぷら待ちの行列が、あっという間に長くなりました。
こればかりは、私たちも揚げるお手伝いができないので
岩井さんに頑張ってもらうしかなく・・・。


aosorant2014_8_17.jpg

と、そこへ、フィリップさんが。
看板を持って、メニューを説明したり、出来立ての揚げ玉の試食を持ってまわったりと
並んでいる皆さんの待ち時間が楽しくなる余興をして、回ってくださいました。
フィリップさん、ここ一番の大仕事!


aosorant2014_8_25.jpg

無事に皆さんに、おいしいおべんとうをお届けすることができました。
多国籍ですが、味も彩りも、意外とうまくまとまったメニューになった気がします。


aosorant2014_8_23.jpg

集会所で召し上がるかた、自宅に持ち帰るかた、さまざまですが、
「おいしかったよ」は、
いつも、何よりも、うれしいひとこと。
「おいしい食べものは、人をつなげてくれる」と
改めて思います。


aosorant2014_8_7.jpg

今回使うのに、築地で用意していただいた三つ葉は、「天の川みつば」。
旧暦の七夕も、もうとうに過ぎてはしまいましたが、
織姫と彦星が出会えるように、人と人とが出会い、つながれますようにという思いを
この三つ葉に私も託しました。



スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

関岡弘美

Author:関岡弘美
雑誌等でレシピを紹介しながら
自宅での料理とワインの教室を主宰しています。
料理、お菓子、ワイン...
日々思うことをつれづれと。

料理教室のお問合せ、
お仕事のご依頼・お問合せは、
下のメールフォームよりお願いいたします。

詳しいプロフィールはこちら

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク